Housing in Gohongi
東京都目黒区
「小さな経済」のための住宅からなる集合住宅。その内部に仕事場(スタジオ)を内包したユニットからなる。
A housing complex consisting of housing for a “small economy.” It consists of a unit with a workplace (studio) inside.
五本木の集合住宅は、その内部に仕事場を持つ3つのユニットからなる長屋であり、食堂付きアパートの続編である。食堂付きアパートは「小さな経済」と呼ぶ、個人の仕事や特技などを通じて他者と関わろうとする営みに着目した。生活が内包する多様な営みや繋がりを許容するような、開かれた生活環境をつくりたいと考えたからであるが、住宅の中に仕事場をつくることは、内外が相互に浸透するような中間領域の設計に繋がった。 この「小さな経済」は、地域内での人的な交流という意味でSocialな循環と言えるが、本作ではさらにEcologicalな循環を重ね合わせた。人的な交流の場である中間領域を自然のエネルギーや資源によって支える。住宅を開くことが、そのプログラムから要請されるだけでなく、身体的・精神的な心地よさに立脚していることが、内発的で継続的であるために重要だと考えたからである。
The apartment in Gohongi is a row house consisting of three units with a workplace inside. The workplace (studio), a place for human interaction, is supported by natural energy and resources. This is because we believe that opening a house is not only required by the program, but also that it is important for it to be based on physical and mental comfort, in order to be spontaneous and continuous.
用途: 集合住宅
発注者: 個人
設計者:
建築 仲建築設計スタジオ
構造 鈴木啓/ASA
設備 ZO設計室
照明 岡安泉照明設計事務所
カーテン 安東陽子デザイン
施工者:栄港建設
規模:
敷地面積 198.32㎡
建築面積 134.91㎡
延床面積 219.46㎡
階数 地上2階
構造 木造
戸数 3戸