
洗足の集合住宅 東京都 2022年4月竣工
13戸からなるコーポラティブハウス。洗足池地域の高台にある。 アプローチを二つに分けつつ立体的に絡ませ、外部との距離感について選択肢を設けている。

敷地中央のみんなの広場。風致地区のなかでコーポラティブハウスらしい、個々の住戸が集合した状態を目指した。

3棟をずらしながら敷地内に3つの庭をつくった。これらの庭は敷地周辺の空地とつなげており、地域に開かれた暮らしの場として意識づけられる。

住戸前にはポーチを設け、内外を関係付やすくした。

住戸F。各住宅には玄関が広がったスタジオスペースを提案し、インフィル設計を通じて外部空間へ働きかけるような建築を模索している。

住戸Dの玄関前ポーチ。

住戸D玄関と地階へ至る階段。

もう一つのアクセスであるステップ路地は地階の2住戸へのアプローチ。住み開きを促すしつらえを意識した。

住戸Bからステップ路地を見返す。

ボリュームをずらすことで生まれた3つの庭のうち、南の庭は7つの住戸が面している。

南の庭に続く住戸G内観。地下への階段が見える。

住戸G地階。南からの光が階段を伝う。

3階の住戸M。玄関ポーチから内部を見る。西側の桜山公園まで視線が抜ける。

住戸Mからみんなの広場を見る。3棟を小さなボリュームにしたことで、各住戸は4面に開放しやすい。

住戸H玄関。左は玄関ポーチへと続く。

住戸L。玄関から連続するソファスペース。

住戸K。玄関ポーチに対して開かれた空間。

住戸J。みんなの広場に開かれた共用部と、私的領域をつくるスライディングウォール群。

みんなの広場から東棟を見る。屋上への階段は空に抜けている。地階への階段は住戸Cに続く。

住戸C内観。ドライエリアを中心にした住宅。コンクリート床には温水式床暖房が埋設されている。

みんなの広場から南棟を見る。

南棟3階の外壁をセットバックさせることで開放感を担保した。3階住戸の天井を照らす間接照明は庭の明るさ感を増す外部照明としての効果も持たせた。

敷地中央のみんなの広場。風致地区のなかでコーポラティブハウスらしい、個々の住戸が集合した状態を目指した。
設計:仲俊治・宇野悠里/仲建築設計スタジオ
インフィル設計:
麻生征太郎建築設計(住戸I,L)
アラキ+ササキアーキテクツ(住戸B,E)
オクムラリエスタジオ(住戸C,G,J)
河原うらら建築設計室(住戸F)
久保田愛(住戸A)
倉本剛建築設計事務所(住戸H,K)
T2Pアーキテクツ(住戸D)
仲建築設計スタジオ(住戸M)
構造設計:構造設計プラス・ワン
設備設計:環境エンジニアリング
外構設計:タウンスケープ
サイン:Bushitsu
プロデュース:アーキネット